メンタルファーム

山口県から敏感すぎる男が好き勝手かたる雑記ブログ

薄っぺらな正義はカツアゲされた時、剥ぎとり握りつぶされた。

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あぐりえびです。

 

今年31歳。二年無職、現バイト員。

 

精神疾患持ち。

 

世間的にみて、負け組以外なにものでもないわけだが。

 

 そんな僕にも大学生という人生の花博みたいな時期があったわけだ。

 

色とりどりの心情が冴えわたりきらめきながら彩る、儚い花々のように。

 

限られた人生最大の自由時間を、内にひそむぬるい葛藤におぼれさせていた。

 

 

ぬるいと言っても、俺史のなかで闇の葛藤自体は結構長い歴史だ。

 

小学3年から不登校になり、いじめられて、また復帰して、またいじめられて、ある意味で現代っ子ヒッキーのパイオニア的な人生を送ってきたと言っても過言ではない。

 

そんな僕の唯一の夢が大好きな自然、生き物研究をすることであり大学でそれが叶った瞬間であったのだ。

 

初めて、僕の負を知りえない友達も出来た。キャンパスデビューってやつだ。

 

当時TVで放映していたドラマ「オレンジデイズ」が学生生活だとガチで勘違いしていたのは今だ記憶に、心に新しく甘酸っぱくなる。ので今もそんな日々ちょい期待してる。

 

不登校連続の窓際万年カースト最下位生から、いきりたって腕組みをしながらスキップするほどのアホ学生に早変わりしていた。

 

部活にも入って、髪も金髪に染めて超サイヤ人になった気でもいた。しだいに自然や生き物への興味も消え失せ、ほとんど経験してなかった、なまの人間関係に怯え悩まされるようにもなっていた。

 

葛藤の震えを消すようにアホ学生ぶりを加速させる。

 

途方もなく親に護られながらの孤独感を行使して、独りカラオケなんかにも行ったりした。

 

大阪難波の「〇ャンカラ」。よく部活の3次会で使った場所。60人規模で予約して毎回うざがられていたねぇ、、。

 

そうやって大勢で歌うことにも慣れていった僕も、基本属性は闇だ。一人が落ち着く。

 

その日、ぼくはふらっと独り、難波をぶら歩きながらカラオケ店に入った。

 

 

ちょうど実家への帰省前で、荷物もまとめて一夜オールをしようなんて考えていた。

 

今思えばなんでそんなついでみたいな感じで初ヒトカラしたのかもわからん。

 

 

ただ、この思いつきみたいなデビュー行為が、僕の実の程知らずな心をぶち折ることになる。

 

 

「君とでーあえたひーーーびがぁ、 こーのぉ胸に溢れてるぅ、、きっといーまわぁ」

 

「高ければ高い壁の方が〜上ったとききもちいいもんなぁ~ きっと~」

 

 

JPOPの王道を誰かれ気にすることなく叫び歌う。

 

超気持ちいい。 平泳ぎで金メダルをもぎとったと確信するほどに。(古い)

 

そんな自己陶酔調子で、外のフリードリンクを取りに行く。

 

浮かれすぎてちょいとよろめきながら廊下をすすんでいく、、、と。

 

目の前に大柄な強面が突如現れた。

 

おおっと。すり抜けようとしたが、通り過ぎ際、少し手があたってしまった。

 

 

あっ。

 

その瞬間。

 

「何しとんじゃワレェ!!!!っ」

 

 

僕「えっ あすみませ」

 

「おめぇのせいで折れた指がまた悪化したじゃねえがごらぁあああ!!!」

 

 

え? いや触れただk

 

「これ見ろやこの指ををを!!!」

 

その強面デブの指には即席でコンビニ買いしたような白い包帯が乱雑に巻かれていた。

 

(あ、あきらかに嘘や、、い、いちゃもんやんけ)

 

と思う暇もなく僕はそいつに胸ぐらをつかまれていた。

 

そのまま俺のカラオケ個室にひきずりこまれる。

 

あまりの唐突な出来事。正味いじめはあっても恐喝のたぐいは未経験だ。(まぁ似たようなもんだが)

 

 

気の動転が人生最大レベルで記憶すらも断片的にしかない。

 

ただただ、典型的な脅しのようなものを受けた。

 

「この指どうしてくれんじゃワレェ!!慰謝料払えやこらぁ!!」

 

と肩からがっしりと首をホールドされ怒鳴られる。近すぎて嘔吐くほどの口臭が鼻に突き刺さったのは今も覚えている。

 

あまりの恐怖に、すみませんでしたを1秒に2回言う程のスピードと震え声だった。

 

僕「す、すみません許して下さい本当にごめんなさいごめんな」

 

「有り金出せやぁ!! 治療費じゃごるぁ!!!」

 

僕「は、はいすみません じゃ じゃあこれだけ」

 

帰省時におろしていた1万を躊躇なく渡していた。

親が仕送りしてくれたお金をあっさりと強面デブに差し渡してしまったのだ。

 

そして一旦、脅しはおさまり、そいつは部屋から出ていった。

 

あまりの恐怖に足もすくみその場から動けない。

 

すると隣の部屋(おそらく)から「キャー!!」と叫び声が聞こえだした。

 

少し落ち着きかけたとところでまた緊張が走る。

 

な、なにがおきてる、、お、おれはどうしたら、、どど

 

 

バタンっ!!!!!!

 

 

 

 

でけぇドアの音と共にまた強面デブがはいってきたぁぁぁああああああ!!

 

 

 

 

「あれじゃ金足りねーよ!!!  もっと出せやごるぁ!!!」

 

 

僕「ええええ、、、もうないんですこれは帰省するお金なんでもう勘弁してください」

 

 

「ゆるさねぇ、、、後5秒ではらえや、 じゃねーとぶんなぐる!!

 

「はい よーん さーーーーん にーーーーーーーー」

 

 

僕「ず、ずみませんでしたこれで勘弁してくだざい」

 

泣いていたと思う。

 

さらに二万とられた。

 

強面デブはニヤりと醜悪な笑みをこぼし、「じゃあな負けばーーーーか!!」

 

と言ってものすごいスピードで部屋を出て言った。

 

 

さっきまでの騒ぎが嘘のようにカラオケ店内は静かになった。

 

数分ほど震えが止まらない。なぜかそのとき警察に通報という選択肢が僕にはなかった。

 

はやく、いちはやくここから逃げだしたい。 

 

おそるおそる部屋の外を確認、 瞬時、荷物を持って受付まで走る、走る。

 

店員に事態を説明、、、、なんてすることもなく支払いを済ませ外に出る。

 

怖い。まだ後ろにつかれているかもしれない。

 

 

はやく実家に帰りたい、、、はやく、、、、 終電も過ぎていたので(たぶん)

タクシーを拾って新大阪駅へ直行した。

 

幸い駅内は開いていたので、始発がくるまでそこで待った。駅構内は閑散としながら治安の悪さを一切思わせず、しだいに僕は落ち着きを取り戻せた。

 

お金はどうしたか記憶にない。またおろしたんだっけか。

 

 

僕は無事実家に帰りつくことが出来た。

 

 

親の前では平静を装っていた。言えない。

 

こんなこと言えない。

 

情けない。カツアゲされただなんて。

 

大学に入ってむき卵のようにツルンと生まれ変わったと僕は勘違いしていた。

 

 

この事件を機に、どこかタンスの奥に大切に閉まっていた正義感や自信のようなものが消えさっていった。

 

とられた金もたいそうなもんで、親に申し訳なくて。

 

ただ一番は奪われた正義感、プライドが、、いや偽だったんだ。 元からなかったんだ、、、。

 

 

歌っていたミスチルの歌詞が急に刺さらなくなった。

 

もとから持っていなかったものもあるし失った心もある。

 

俺はピンチのときに遅れてかけつける救世主なんかじゃない。

 

アノマリーなんかじゃない。マトリックスで空を飛びエージェントをボーリングピンのようになぎ倒す力もない。

 

弱くて、ずるくて、、、保身しか考えてない。冷静な通報という対応もとれない、、弱者だったんだ、、、。

 

 

 

これは10年以上前におきた出来事。隣の部屋の女性らしき人たちもお金を巻き上げられたんだろうか。いまとなっては何もわからない。 僕はまっさきに逃げだしたから。

 

この話をしたやつはリアルで一人だけいる。犬に性的欲求を見出すアブノーマルな友達だけだ。彼なら、受け止めてくれる気がした。

 

案の定、ちゃんと聞いてくれた。

毎回おまえの話は聴いてるだけで心がきつくなるけどなんでなんだろな って言われたとき「俺もわからん」と答えた。

 

 

こんなカツアゲにあったら、大阪難波も大嫌いになるはずだ。

 

でも僕は今も大阪が大好きだ。商店街の一本筋をなんの目的もなく歩くのが好きだ。

 

そのあと就職ですぐ近場に勤務したし。

 

たださすがにヒトカラにはいけなくなった。今現在もトラウマだ。

 

 

 

 

 

どうして今になってこのことを記事にしたのかって?

 

ただ、楽になる気がしたからってのが本音だ。

 

「いや気持ち的なとこじゃなくてコレ犯罪だから今からでも通報したら?」とかツッコミきそうだよな。 

 

どちらにせよ、時間が経ちすぎてるし立証しきれないから無謀だろ。

 

 

 

 

独り暮らししてたとき、お隣さんが人格破綻してつねに奇声あげてマンション全体ゆれるほど壁に頭突きするやべぇ方だったときね。

 

警察に相談したら、開口一番「そのくらいよくあることだろ!!」と中年警察官に強い口調で返された。

 

それでも食らいついて詳しく経緯を話してたら、若い警察官が親身に聴いてくれた。

 

でも

「その奇怪行動が起きてる瞬間じゃないと警察は対応出来ないんですよ。なんかあったら電話してください。」

 

でオワタ。

 

ブロガーのハルオサンの気持ちが、ほんの、ほんの少しだけでもわかれた気がしたよ。

 

 

頼れるのは自分だけ。これからは護れるのも自分だけ。

 

 

俺自身を護るため、負け犬だって、この先も生きていく。