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ここならわかる!栽培に適した土の秘密

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前記事あぐりえびの船出では

 唐突に土とは何かについて説明しました。

 なので次の段階、栽培に適した土とは何なのか、語っていきたいと思います。

 

 

植物が生育するのに必須なもの

ここでは根に必要なものにフォーカスしましょう。

まず皆さんも思い浮かぶ通り、H2O 水が必要です。

これは言わずもがな、といったところでしょうか。

 そして他は、窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)

が植物に必須な三大栄養分となります。

 他にもカルシウムとかホウ素とかマグネシウムとかあるんですが、微量要素を語ると長くなりすぎるのでここでは省きます。

 はい。その水と養分を植物は根から吸収しているわけです。

 ようは土に水&養分を、適度に保持させれば良いということになります。

ぶっちゃけ植物は根から吸収出来ればいいんで、土でなくとも溶液だけで栽培出来ますよね。水耕栽培とか。

 でも溶液だと循環しないとすぐ腐敗したり、溶液濃度を厳密に計り維持しなければならないので、一概に土じゃない方が良いとも言えませんし、その逆も然りです。 

土が持つ秘めた力 

土自体には、溶液にない、水分と養分を保持する能力を備えています。

それを具体的に言うと、腐植や粘土鉱物がスポンジのような役割をして保持しているということになります。

厳密にはスポンジだけではなく、腐植中にいる微生物体や、粘土鉱物自体の養分も根に供給されることになります。

さらに詳細に述べると、CEC(陽イオン交換容量)の高さが土の保肥力を維持する指標です。CECは腐植が圧倒的に高く、ついで粘土が高くなります。 

粘土と腐植のバランスが大事

ただ、粘土鉱物は保水力がありすぎて排水性がありません。

水をかけるとふんだんに吸い込み、そのまま保持しますし、粘土自体まとまるので隙間ない状態になります。

田んぼの土は粘土質で水が溜まりますよね。あのイメージです。

 稲作では粘土鉱物が多めでも良いのですが、例えばじゃがいもだと粘土だと腐りやすいです。

つまり、植物ごとの生態でベストな土は変わります。

 ここでは、土の能力を説明することで、各植物の栽培参考にしていただければと思っています。

 では次に腐植についてはどうでしょうか。

 腐植は保水。保肥力する力もありながら、適度な排水力もあるという素晴らしい能力も兼ね備えています。保肥力に関しては粘土鉱物の数倍にも及びます。

そう、腐植は栽培における要といっても過言ではありません。

 では腐植さえあれば良いのかというと、そうは問屋が卸さないのであります。

前記事でも述べましたが、腐植は粘土鉱物(特にアロフェン)と結合していないと、比較的短期間で発酵分解されきってしまうという側面があります。

さらに、粘土鉱物に含むような微量要素が腐植中にはないものもあり、かつ腐植が分解されることでなくなります。

 なので、腐植のみの場合、最初の1年は良くても次年、三年と経つと、微量要素欠乏が出たり、そもそも腐植がすぐなくなるので追加し続けなければならないといった事態がおきます

作物によって良い土は異なる

 よって、ベターな土は腐植&粘土鉱物だと言えます。

ちなみにちまたで売られている培養土(花と野菜の土)はだいたいが腐植のバーク堆肥に赤玉土や鹿沼土を1割くらい混ぜています。

 そう、今ここで述べたベターな土を再現していることになりますね。

 さて、今回はこれまでにしておきましょう。

ざっくりですが、良い土は何かということが伝わりましたでしょうか。

 二回言いますが、ざっくりなので、花と野菜の土を買ったから万事うまくいくわけでもなんでもありません。

 そもそも生育に必要な条件は日当りや肥料などまだまだたくさんあります。

 ということで後々それらにも触れていければと思います。

 

それではっ。